私はどん底のどん底の体のどん底から武術が大好きなので、
3歳の娘にも隙あらば伝授しようかと常々妄想しているわけだが、
こういう親の身勝手な教育感覚って、単なるエゴ、というか暴力というか、
もう本当に無知なんだなーと、、親になって痛烈に理解できたわけで。
武術は素晴らしい技術だ。修得しておけば、将来役に立つことも多いだろう。
覚えておいて損はない。
やっていない子よりも優れた子になるだろう。
、、、、と、子供の意思はまったく無視で計算開始(笑)
あのね、ここではわざと武術という「お習い事」に変換して書いてますが、
当然、武術に限った話じゃないですよ教育ママさんたち!(誰?w)
えーとですね、個人的に言わせていただきますと、
武術(特に観を養う系統)と音楽は、どう転んでもやっつけがきくんですよ。
人間の心身の機能性の根元に触れ続ける領域だからです。
近い将来、遠い将来、きっと子供の役に立つでしょう。
、、、なんですが、それ、どうやって子供に理解させます?(笑)
言い方変えると、どうやってそれで子供をワクワクさせられます?
暴れる人間を行動不能にすることや、襲いかかる人間を悶絶させることや、
みえない力で人間を地面に引っくり返したりして、とても痛そうなことをして、
友達と友達が殺し合いごっこをして、子供がワクワクするだろうか?(笑)
「将来役に立つから、今のうちから覚えておきなさい」
、、、無理でしょ(笑)
子供には戦う理由、戦いに備える理由、そんなものはございません。
簡単に表現すると、「それ欲しい!」が1つもないのだ。
はい、いいですか? 私はここではわざと極端に書いていますよ!
武術だけに限ったことではないですからね!
小さい子供ほど、「それ欲しい!」に忠実です。当たり前ですが。
逆に言えば、「それ欲しい!」が微塵もなければ、その習い事は単なる負荷なのです。
ホクホク顔は親ばかり。自己満足で気分爽快。「これでうちの子は勝った」と。(笑)
まったく、何が勝ち負けなのか理解に苦しむわけですが、ま、親の競走なんでしょうな。
さて、親のエゴだけで(、、て認める教育ママもいないだろうがw)小さなお子さんに
「将来に差をつける良いもの」を何種類も無駄に注ぎ込んでいる
全国の教育熱心ママさんたちに朗報です!
最新の幼児脳研究の臨床によりますと、なんと、人間の脳機能、
特に知識や運動感覚を保存する機能が、5歳、6歳頃に、一度リセットされて
しまうことが明らかになってしまったんですね。
これは機能障害ではなく、バージョンアップのための「脱皮」なんですね。
一度メモリーをパンクさせて、新たな、というか、真の器を造り出すわけです。
歯なんかも似たように、はえかわりますよね。
つまり、残酷なようですが、とってつけたような幼児期の英才教育は
自然の摂理に消去されてしまうのです。
え? でも3歳から始めた習い事で、大人になっても続けて大成する人は
たくさんいるじゃない??
という声がきこえてきますが、これこそまさに、
「それ欲しい!」の力なのです。
心から欲しくて手に入れた物(能力)は、それこそ身に付いているため、
メモリーのパンクごときでは洗い流せないのです。
子供の欲しいものって一番はなんでしょう?
遊ぶことです!
そう、子供は遊びからの学びは、決して忘れません。
つまり、遊び心をもって楽しく学んだ技術、知識は、智恵として生き続けるのです。
極論、子供は遊ばせてください。
安易なお勉強、お習い事は生命体進化として効率が悪いばかりか、弊害です。
まずは親御さんが妙な計算をやめて、本気になって子供と遊んでください。
子供は遊びの中から必要なエネルギーを選択していくのですから。
あ、ちなみに私の武術は、上記のような前時代的なシロモノではないので(笑)
例えのために武術をつかっただけです。
実際、娘はおもしろ可笑しく真似してくれていまーす(笑)