2013-04-25

お習い事に、お勉強。

私はどん底のどん底の体のどん底から武術が大好きなので、

3歳の娘にも隙あらば伝授しようかと常々妄想しているわけだが、

こういう親の身勝手な教育感覚って、単なるエゴ、というか暴力というか、

もう本当に無知なんだなーと、、親になって痛烈に理解できたわけで。

武術は素晴らしい技術だ。修得しておけば、将来役に立つことも多いだろう。

覚えておいて損はない。

やっていない子よりも優れた子になるだろう。


、、、、と、子供の意思はまったく無視で計算開始(笑)

あのね、ここではわざと武術という「お習い事」に変換して書いてますが、

当然、武術に限った話じゃないですよ教育ママさんたち!(誰?w)

えーとですね、個人的に言わせていただきますと、

武術(特に観を養う系統)と音楽は、どう転んでもやっつけがきくんですよ。

人間の心身の機能性の根元に触れ続ける領域だからです。

近い将来、遠い将来、きっと子供の役に立つでしょう。


、、、なんですが、それ、どうやって子供に理解させます?(笑)

言い方変えると、どうやってそれで子供をワクワクさせられます?

暴れる人間を行動不能にすることや、襲いかかる人間を悶絶させることや、

みえない力で人間を地面に引っくり返したりして、とても痛そうなことをして、

友達と友達が殺し合いごっこをして、子供がワクワクするだろうか?(笑)

「将来役に立つから、今のうちから覚えておきなさい」

、、、無理でしょ(笑)

子供には戦う理由、戦いに備える理由、そんなものはございません。

簡単に表現すると、「それ欲しい!」が1つもないのだ。

はい、いいですか? 私はここではわざと極端に書いていますよ!

武術だけに限ったことではないですからね!

小さい子供ほど、「それ欲しい!」に忠実です。当たり前ですが。

逆に言えば、「それ欲しい!」が微塵もなければ、その習い事は単なる負荷なのです。

ホクホク顔は親ばかり。自己満足で気分爽快。「これでうちの子は勝った」と。(笑)

まったく、何が勝ち負けなのか理解に苦しむわけですが、ま、親の競走なんでしょうな。

さて、親のエゴだけで(、、て認める教育ママもいないだろうがw)小さなお子さんに

「将来に差をつける良いもの」を何種類も無駄に注ぎ込んでいる

全国の教育熱心ママさんたちに朗報です!

最新の幼児脳研究の臨床によりますと、なんと、人間の脳機能、

特に知識や運動感覚を保存する機能が、5歳、6歳頃に、一度リセットされて

しまうことが明らかになってしまったんですね。

これは機能障害ではなく、バージョンアップのための「脱皮」なんですね。

一度メモリーをパンクさせて、新たな、というか、真の器を造り出すわけです。

歯なんかも似たように、はえかわりますよね。

つまり、残酷なようですが、とってつけたような幼児期の英才教育は

自然の摂理に消去されてしまうのです。

え? でも3歳から始めた習い事で、大人になっても続けて大成する人は

たくさんいるじゃない??

という声がきこえてきますが、これこそまさに、

「それ欲しい!」の力なのです。

心から欲しくて手に入れた物(能力)は、それこそ身に付いているため、

メモリーのパンクごときでは洗い流せないのです。

子供の欲しいものって一番はなんでしょう?

遊ぶことです!

そう、子供は遊びからの学びは、決して忘れません。

つまり、遊び心をもって楽しく学んだ技術、知識は、智恵として生き続けるのです。

極論、子供は遊ばせてください。

安易なお勉強、お習い事は生命体進化として効率が悪いばかりか、弊害です。

まずは親御さんが妙な計算をやめて、本気になって子供と遊んでください。

子供は遊びの中から必要なエネルギーを選択していくのですから。


あ、ちなみに私の武術は、上記のような前時代的なシロモノではないので(笑)

例えのために武術をつかっただけです。

実際、娘はおもしろ可笑しく真似してくれていまーす(笑)