2015-08-26

癒しの手? いやいや、手を癒せ!

みなさん、「手」がガッチガチです。

治療業界では常識ですが、「手」は「脳」の出先機関みたいなものなんですね。
「手」そのもののストレスは、「脳」の深刻なストレスとして変換されやすいです。

目で確認しなくても、「手」で触れれば見たのと同じくらいの情報が「脳」に送られます。
真っ暗やみの中では、誰もが「手」で空間を探りますよね。
それだけ精密な情報を感知し、すぐさま「脳」に伝達できるからです。

実際、「脳」自体の感覚では、あらゆる肉体器官のなかで、「手」が最も巨大認識されているそうな。
ちなみに次いで巨大な感覚認識は、「目」と「唇」です。

そんな超高感度センサーのような「手」なわけですが、みなさん、大切に扱っています?
「手」の筋骨格は想像以上にデリケートなのですが、酷使していませんか?

「手」の構造が歪むと、頭痛や肩凝りどころか、腰痛にまで発展します。
逆に云えば、この「手」を労うように緩めてあげれば、あらら不思議、
「脳」まで深くリラックスしてしまうのです。これは真実です。

我々「整体屋」の「手」が熱く柔らかいのは、最低限のエチケットのようなもの。
みなさんも、こう認識してみてください。

「手」が緩むと「脳」が緩む、
「脳」が緩むと「全身」が緩む。

まあ、「手」の緩め方に技術が要るわけですが、、、
知っておくだけでもプラスですよ!

2015-08-25

増やさず、減らす

「普段の生活で、どんなことを増やせばより健康になれますか?」

といったご質問を、施術中にちょくちょくいただきます。
これは色々な意味で「象徴的」なご質問と云えます。

はい。

まったく逆なのです。

増やすのではなく、『いかに減らすか』が重要なわけですね。
普段の生活の中で、「不要なストレスを発生させる行為」が繰り返された結果、
現在の辛い心身状態になっているわけですから、
そこに更なる「善かれと考えての調味料(結果、ストレス)」を加えることで、
益々心身状態は交通渋滞のようにニッチもサッチもいかなくなるのです。

心と身体が訴える自然の声に耳を傾け、日常のストレス行為を減らしましょう。
現状維持のままで「健康的」なものを付け足しても、負担になるだけです。

惰性的に行っている、
「だってみんながやっているから、、、昔から続けているから、、、」
といった曖昧な根拠の行為を一旦冷静に見直し、カットしていきましょう。
まあ、ほとんどが『食事』の中身になっていくと思います。
惰性で「大盛り」、惰性で「ビール」、惰性で「レンチン」、惰性で「スイーツ」、
挙げていったらキリがないでしょう。
ですが、「減らせば」確実にプラスへ変化していくでしょう。
大切な『内臓』が回復していくのは明らかですから。

心身に取り入れる「刺激」は弱ければ弱いほど、「五感の感度」は増していきます。
つまり、危険や好物の察知能力が高い、「優れた動物」に成長していくわけです。
そして、そのような動物は、身体のダメージを短期間で癒してしまいます。
カラダとはそもそも、最初からそうデザインされているのです。
誰かに治してもらうものではない、というのが大前提なはずなのです。

増やさずに、減らしていきましょう。