一刀流聞書(ききがき)は藩士高野佐三郎氏の祖父高野苗正(みつまさ)氏が、
一刀流の名家中西忠兵衛子正(たねまさ)の門に入り剣道修行中、師より聞いた箴言を
箇条書きにまとめたもの、だそうです。
その中の一つに、
一、多くの人は刀をもって切るものと申すばかりを知りて、いかにして勝つべきかを知らず。ただ敵を切ることばかり屈託(執着)致し候う。敵の太刀を張り込むとか、押さゆるか、または巻き込むかをして勝つ事を知らず、ただ切るものとのみ思うては危うきことなり。その所をよく修行してのち 勝つ所に至るなり。
敵を唯打つと思ふな身を守れ
おのつからもる賤か家の月
という教えがあります。
祖父がよく言っていたアドバイスもこんな感じでした(笑)
子供の頃(小学生~中学生)はチンプンカンプンでしたが、
今はその意味が理解できるようになりました。
というか、試合に勝ってナンボの環境の孫に正道説かれても……と、、、(苦笑)
by 施術者