(つづき)
何となくウサンクサク、そして不吉な歴史背景をウリに(笑)、
私の体内にジワジワと染み込んでいく「八咫の術」w。。。
なんでそんなものを吸収する気になったかと言うと、
「何にでも応用が利く」エネルギーの操作法だったからだ。
つまり、空手という形でも柔道という形でも剣道という形でも
アドリブ使用が可能な術理なのだ。
これは単純に魅力的であった。
それに別段、その御老人に頭下げて教えを乞うたわけでもなく、
お祖父ちゃんが孫に一方的に自分の小遣いを渡すような感覚で
「いーからもってけもってけ」
みたいに伝授してくれるものだから、ま、いいかな、と(笑)
ひたすら鍛錬する内容だったが、その方法は日常のどのシーンでも
継続できる類の「○○○しながらダイエット」のようなメニューであった。
それこそ睡眠中だけが休憩だったw
仕事で御老人と会う度に、鍛錬の成果を軽く試された。
「もっとだな。まー頑張りなさいよ」
と、ニコニコしながら仕事に戻る。
そんなある日の昼飯時、御老人に質問してみた。
「この武術(?)って、なにか定まった技とかはないのですか?」
御老人は歯の足りないお口をモニュモニュさせながら、
「そんなのねーよ。殺したいとき、殺したいように使えばいーじゃないの」
と、即答w
それじゃ納得いかないの? とばかりに、食後に何手か「定番の使い方」を
寸止め披露していただいたのだが、、、
本 当 に 人 の 命 を 奪 う や り 方 だ け で し た (笑)
……おいおい、、、なんだよこのお爺さん。。。
ていうか、人間て、こんなに軽、、、空中で、、するんだ……。。。
「なあ? 死んじゃうだろ? ダメだよ小さな子にこんなことしたら」
し ね ー よ 。 で き ね ー よ 。
正直、感動よりも薄気味悪さが勝った。。
間違いなく優れた術なのだが、なんとも形容し難い不吉さが漂っていた。
勇気を出してあることを質問してみたが、やはり予想していた黒い答えが返ってきた。
どんな質問でどんな回答だったかは内容がアレなんで察してください。。。
そしてこの御老人がなぜこのような生き方を迫られ、あのような最期を迎えることに
なったのかも訊かないでいただきたい。。。
かじや健法では、その優れた術理の一部を平和活用(w)した宴会芸を練習します。
だから安心! 安全! 安っぽい! の三拍子が揃っております。
やっぱり健康が一番!
by 施術者