2012-04-11

タライの法則

「タライの法則」というものを知った。


人の想念とつくり出す現実は、タライの中の水に例えられるのだという。

それを引き寄せよう、引き寄せようと、タライの中の水を一生懸命にかき寄せると、

自分の側の壁面に当たった水は、反動で自分から離れてゆき、反対側に行ってしまう。

逆に、嫌だ嫌だ、こんなもの欲しくない、見たくない、望んでいないと、

一生懸命、自分から離そう、遠くへやろうと手を動かせば動かすほど、

タライの中の水は反対側の壁面にぶつかって、自分の側に帰ってくる。


なるほど。

とてもよくわかる。

よくよく考えてみれば、この「タライ~」のような明快さはないが、

私の整体術も、趣味の体術も同じ方向性の理屈で成り立っている。


特に最近は、この理屈に我が肉体がホイホイのってきたのか、

ストレッチすることなく股割りが深まってきた。

今まではカラダが硬くて股割りなんて無理だろうと思い込んでいたが、

実際はそうではなかった。

股割り動作を硬くしていたのはカラダの運動法そのものにあったのだ。

まさに「タライ」の水を手前に引き寄せようともがいていたわけだ。


勘のよい方は試してみてください。

少し操作に時間はかかりますが、「タライ」の理屈で股を割ってみる。

単純そうですが、股割りは複雑な筋肉のメカニズムが働いております。

ポイントは、ストレッチのように筋を伸ばさないことです。


・・・・・・わかります?(笑)

矛盾している! と思われますか?

陰と陽。

プラスとマイナス。

この世のものは、思っていたよりも、思っていないようにできている、のかも。



by 施術者

2012-04-03

八咫烏??? (後編)

(つづき)

何となくウサンクサク、そして不吉な歴史背景をウリに(笑)、

私の体内にジワジワと染み込んでいく「八咫の術」w。。。

なんでそんなものを吸収する気になったかと言うと、

「何にでも応用が利く」エネルギーの操作法だったからだ。

つまり、空手という形でも柔道という形でも剣道という形でも

アドリブ使用が可能な術理なのだ。

これは単純に魅力的であった。

それに別段、その御老人に頭下げて教えを乞うたわけでもなく、

お祖父ちゃんが孫に一方的に自分の小遣いを渡すような感覚で

「いーからもってけもってけ」

みたいに伝授してくれるものだから、ま、いいかな、と(笑)



ひたすら鍛錬する内容だったが、その方法は日常のどのシーンでも

継続できる類の「○○○しながらダイエット」のようなメニューであった。

それこそ睡眠中だけが休憩だったw

仕事で御老人と会う度に、鍛錬の成果を軽く試された。

「もっとだな。まー頑張りなさいよ」

と、ニコニコしながら仕事に戻る。



そんなある日の昼飯時、御老人に質問してみた。

「この武術(?)って、なにか定まった技とかはないのですか?」

御老人は歯の足りないお口をモニュモニュさせながら、

「そんなのねーよ。殺したいとき、殺したいように使えばいーじゃないの」

と、即答w

それじゃ納得いかないの? とばかりに、食後に何手か「定番の使い方」を

寸止め披露していただいたのだが、、、



 本 当 に 人 の 命 を 奪 う や り 方 だ け で し た (笑)



……おいおい、、、なんだよこのお爺さん。。。

ていうか、人間て、こんなに軽、、、空中で、、するんだ……。。。

「なあ? 死んじゃうだろ? ダメだよ小さな子にこんなことしたら」



 し ね ー よ 。 で き ね ー よ 。



正直、感動よりも薄気味悪さが勝った。。

間違いなく優れた術なのだが、なんとも形容し難い不吉さが漂っていた。



勇気を出してあることを質問してみたが、やはり予想していた黒い答えが返ってきた。

どんな質問でどんな回答だったかは内容がアレなんで察してください。。。

そしてこの御老人がなぜこのような生き方を迫られ、あのような最期を迎えることに

なったのかも訊かないでいただきたい。。。



かじや健法では、その優れた術理の一部を平和活用(w)した宴会芸を練習します。

だから安心! 安全! 安っぽい! の三拍子が揃っております。 

やっぱり健康が一番!



by 施術者

2012-04-01

八咫烏??? (前編)

陰謀論好きって、本当いますよね。

私の周囲にもちらほらと存在しますが、

その中でも筋金入りの御老人がおりました。



「 俺 は 八 咫 烏 に 追 わ れ て い る 」



とのことで、あることないことを仕事の最中、

ウンザリするくらい教えていただきました。

世界史の教科書はウソっぱちだ! と。


で、私がたまたま沖縄空手を修行していたのが運の尽きだったのか、

「八咫の術を教えてあげるよ。空手と一緒に練習しな」

と、その御老人に出処のウサンクサイ術理を妙な勢いで

伝授されることになってしまった。


ウサンクサイ御老人だったが、皮肉なことに

戦いの技術だけは超リアルだった。



いや、非現実的なパワーだった。



私は身長は180以上あるので、決して小兵ではないのだが、

その御老人は小柄にもかかわらず、私をヒョイヒョイ、ポイ!

とサッカーボールのリフティングのように軽々と扱った。

勿論、抵抗しても結果は毎度同じだった。

「男の子が生まれたら教えてあげなよ」

御老人はニコニコしながら私に術理の解説をしてくれた。



それから間もなく、カミさんが女の子を産んだ……。


つづく



by 施術者