2013-03-06

空間に触れる 3

さて、何もない&何も見えない、と感じている空間と

楽しく接触する遊び方を紹介します。

とても簡単です。


まず、その場で「空気椅子」をしてみましょう。

普通は壁などに寄りかかって行いますが、

ここでは敢えて何もない状態、頼れない状態で行ってみましょう。

できる限り深く腰掛けてみてください。



どうです?

やれたもんじゃないでしょう?(笑)

普通は無茶ですよね。



では次に、「空間」に触れていただきます。


その場に立ったまま目を閉じます。

そして、両手を前に伸ばし、「壁にある手すり」や

「巨木から生え出た自動車のハンドル」を空間にしっかりイメージし、

それを 「 掴 み 」 ます。

実物を掴んだときの「感触」を思い出しながら、しっかりと握ります。

その両手の感触をしっかりキープしたまま、


ゆっくりと、ゆっくりと、

しっかりと握ったイメージの手すりやハンドルにすがるように、

ゆっくりと、ゆっくりと、

空気の椅子に腰掛けていきましょう。



どうです?

思っていた以上に安定した「空気椅子」になりませんでしたか?(笑)

なぜだかわかりますか?


それは、あなたの脳が、「空間に触れて頼れている」と認識しているからなんです(^.^)


うそーーー、のようですが、けっこう物事って単純なんです(笑)


「あなた」がどう思っていようが、「脳」がどう感じているかで

肉体機能は簡単に楽しく変化するのです。


「脳」は確かに「何もない空間」を掴んでいるのです。

掴んでいることになっているのです。結果的、に。


しっかりとイメージだけで見えない手すりにぶら下がれた方は、

今度はそれプラス、お尻の下に「見えない大きなバランスボール」を

イメージして設置してみてください。


つまり、先程は手すりなどに掴まったまま、お湯に浸かったようなもんですが、

今度はさらに、ポヨポヨとしたゴムの「感触」の上に「腰掛け」るわけです。


「バーにしがみつき」ながら「ボールに腰掛ける」、をしっかりイメージ。

これでもっともっと楽に空気椅子が可能となります。



おもしろいですよね(*^_^*)

私はこういった理屈や概念をひっくるめて、「理力」と総称しております(笑)



私の指導する健康体操「かじや健法」は、こういった脳の自然な機能を活かした、

いわゆる経験による筋力に頼らない、偏らない、ニュートラルな健康作り理論で

成り立っております。


ちょっとでも共感できそうな方は、是非遊びに来てください!